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気候変動と庭|暮らしの足元からできること

オーガニック専門店

想いを深く読む

変わる気候に、庭から向き合う。

この記事の内容
木々の葉が茂る庭で手入れをする様子

夏の庭に、出るのをためらうような暑さ。
短い時間に降る強い雨。
気候の変化は、暮らしのすぐそばにも届いています。

気象庁の観測では、日本の平均気温は長期的に上昇し、
猛暑日や強い雨の発生にも、増加の傾向が見られます。
これまでと同じ庭のあり方を、見直す時期に来ていると感じます。

木陰は、暮らしの居場所になる。

夏の日差しを、そのまま受ける地面。
木々の葉を通して、光が届く地面。
庭の中にも、暑さの感じ方が違う場所があります。

木は日差しを遮り、葉から水を蒸散させています。
さえもん園は、そうした働きに目を向けながら、
家のまわりに、暑さをやわらげる居場所を育てたいと考えています。

ただ木を増やせばよい、ということではありません。
日当たりや風の動き、建物との距離、根が育つ土。
その場所で木が健やかに生きられる条件を、一緒に考えます。

地面を、裸にしすぎない。

草を刈り、落ち葉を集めたあと。
きれいになった足元に、どんな土が残っているでしょうか。
庭の見た目と、土の過ごしやすさは、いつも同じではありません。

草や落ち葉は、地表を覆うものでもあります。
土に日差しや雨が直接当たることをやわらげ、
小さな生き物の居場所にもなっています。

歩く場所は歩きやすく、草を残す場所には余白を。
刈った草も、その土地で活かす方法を考える。
手入れの加減を変えることも、庭からできる工夫です。

家の縁側から草木の育つ庭へ続く風景を描いた水彩画

強い雨の、その先を考える。

屋根に降った雨は、どこへ行くのか。
舗装された地面を流れた水は、どこへ集まるのか。
雨の日は、庭と周囲のつながりが見える時間です。

すべての雨を、急いで外へ流すだけでなく、
受け止められる場所で一度とどめ、ゆっくり地中へ戻す。
雨庭は、そのための選択肢のひとつです。

もちろん、ひとつの庭で大雨をすべて受け止めることはできません。
土の浸透する力を確かめ、あふれた水の行き先まで考える。
家や隣の土地を含めて、水の動きを見ることが大切です。

小さな庭を、大きな環境の一部として。

ひとつの庭だけで、気候変動が解決するわけではありません。
それでも、暑さや雨にどう向き合うかを考える場所は、
遠くにだけあるのではなく、暮らしの足元にもあります。

木陰を残す。土を覆う。雨の行方を見直す。
草木が育つことと、人が心地よく暮らすことを、
別々にせずに考えていきたいのです。

庭を整えることを、これからの暮らしを考えることへ。
さえもん園は、その土地に合った小さな工夫を重ねながら、
変わり続ける環境に向き合っていきます。

気候の観測について:気象庁「気候変動ポータル」

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