ABOUT US
人の暮らしも、自然のつづき。
庭に出ると、季節の変化に気づきます。
芽吹いた枝、雨に濡れた土、落ち葉の下の小さな命。
私たちのすぐそばで、自然の営みは続いています。
家の中と外に境目があっても、
暮らしを取り巻く水や空気、土や生き物は、
ひとつながりの環境の中にあります。
さえもん園は、そのつながりを見つめる庭師です。
草木の姿と、それを支える目に見えない環境。
その両方に目を向け、暮らしの足元から整えていきます。

目に見える庭を、目に見えないところから。
木の元気がない。雨のあとに水が溜まる。
庭の手入れをしているのに、同じ悩みが繰り返される。
そんな違和感には、土地を知る手がかりがあります。
根はどんな土の中にあるのか。
雨はどこから来て、どこへ向かっているのか。
土の中に、水や空気が通る余地はあるのか。
さえもん園の仕事は、まず観察することから。
生えている草や木、その土地が使われてきた歴史にも、
今の環境を読み解くための情報があります。
表面に現れたことを、根元までたどっていく。
土の通気や水の浸透、有機物の循環を考えながら、
その場所に必要な手入れを重ねていきます。

足元の草にも、落ち葉にも、役割がある。
草は抜くもの。落ち葉は捨てるもの。
そう思っていたものを、少し違う目で見てみると、
庭の中にある働きが見えてきます。
草は地面を覆い、生き物の居場所になります。
落ち葉や枯れ草は、土の中の生き物に受け継がれ、
やがて、次の草木が育つ土の一部になっていきます。
さえもん園では、草を必要に応じて刈り、
刈った草や剪定枝を、できる限りその場で活かします。
庭から生まれたものを、庭の中へ還していきます。
人が歩く場所、くつろぐ場所を整えながら、
草木や生き物が暮らす場所も残していく。
その加減を考えることも、庭師の仕事です。
庭から、暮らしのこれからを。
木は育ち、季節はめぐり、暮らしも変わります。
今ちょうどよい庭も、年月とともに姿を変える。
だから、庭には育っていける余白を残したいのです。
その土地が持つ力を引き出し、
水が巡り、草木が根を張り、生き物が暮らせる環境へ。
施工を、その先の営みが続いていく始まりにします。
庭の変化を知ることは、
自分の暮らす場所を、少し深く知ることでもあります。
木の様子や雨の行方に、自然と目が向くようになる。
草木と土、水と人のつながりを整え、
その土地が健やかに生きられる環境へ。
庭から、暮らしのこれからを育てていきます。

オーガニック庭師
中山佳樹
想いを、もう少し深く。
聞かせてください。


